白馬村の国際化 〜外国人観光客に魅了される”おもてなし”と自然の雄大さ〜
おはこんにちばんわ
長野県白馬村の小さな珈琲屋ガクです。
はじめに
白馬村は長野県にある人気のスキーリゾートです。
近年、
外国人観光客の増加が顕著となり、
オーストラリアやニュージーランドなど
海外からの訪問者が目立ちます。
白馬村では、
このグローバル化に合わせて様々な取り組みが行われています。
本記事では、
外国人観光客の増加と村の変化について、
6つの側面から詳しく解説していきます。
国際色豊かな雰囲気
白馬村は、
かつては地元の学生たちの遊び場でしたが、
今や国際色豊かな観光地へと変貌を遂げています。
ホテル・レストラン
スキーシーズンには欧米やアジアからの観光客で賑わい、
ホテルの予約が取れないほど人気があります。
ホテルの経営者や投資家は外国人が多く、
スタッフも外国人が多数働いています。
レストランでは外国語が飛び交い、
日本人は少数派になっています。
外国人観光客向けに、
シンガポール資本による
5つ星級の高級ホテル「バンヤンツリー」の建設も計画されており、
富裕層をターゲットにしています。
JR白馬駅前の和牛しゃぶしゃぶ店の店主は、
アジアからの外国人客の増加に期待を寄せています。
住民の意識
外国人観光客の増加に伴い、
ゴミの放置や深夜の騒音など、
住民とのトラブルも増えていきました。
そこで2015年12月に
「美しい村と快適な生活環境を守る条例」が制定され、
外国人住民の意見も取り入れながら、
外国人観光客と住民が共存できる環境づくりが進められています。
一方で、
白馬高校の英語の授業では
外国人観光客にインタビューするプログラムがあり、
観光客の存在が村の特徴となっています。
外国人観光客の評価
白馬村は外国人観光客から高い評価を受けており、
様々な魅力が指摘されています。
自然と雪質
白馬村の雄大な自然と良質なパウダースノーは、
外国人スキーヤーから高く評価されています。
上質なスノーを求めて、
世界中から多くの観光客が訪れます。
2018-19シーズンの訪日外国人スキー来場者数は
37万人を突破しました。
白馬村出身のベイコン・ダニエルさんは、
白馬の素晴らしい自然と雪質を世界に発信しています。
ダニエルさんは貸別荘やパブ、
ビール醸造所などを手掛け、
外国人観光客を積極的に受け入れています。
料金と食文化
白馬村のリフト券が安価であることや、
日本の食文化の魅力も外国人観光客から
高い評価を受けています。
コンビニのカラアゲやみそおにぎりなどの日本食が人気で、
長期滞在する観光客も多くいます。
一方で、
設備の老朽化や外国人への対応力不足も
課題として指摘されており、
今後の発展には設備の改善や外国人への
対応力向上が求められています。
インバウンド観光の推進
白馬村では、
新しい村長のもと、
インバウンド観光の推進に力が入れられています。
新村長の取り組み
2022年に就任した丸山俊郎村長は、
オリエンタルランドやオーストラリアでの経験を活かし、
白馬のインバウンド観光を牽引しようとしています。
コロナ禍で大きな打撃を受けた白馬の観光業の立て直しのため、
国に対して水際対策の緩和を求めたり、
オーストラリアへのトップセールスに赴いたりしています。
丸山村長はディズニーでの勤務経験から学んだ
安全管理やホスピタリティの知識を生かし、
白馬の魅力を世界に発信する取り組みを行っています。
外国人視点での改善
白馬村は長年にわたり
外国人観光客を積極的に受け入れてきました。
丸山村長は、
オーストラリアでの経験から
白馬の魅力を外国人の目線で捉え直し、
宿泊施設の改善や地域全体での取り組みを実施してきました。
今後は適正な価格設定と
デジタル化による効率化を図りながら、
外国人観光客を大切にしていく方針です。
地域の魅力を維持し、
リスペクトされる観光地を目指しています。
おもてなしの心
白馬村の「おもてなし文化」は
世界的に高く評価されており、
観光立村を支える大きな柱となっています。
BBCの評価
2023年度の「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」に
白馬村が選ばれ、世界的に注目を集めました。
BBCは白馬村の「おもてなし文化」を高く評価し、
「ベスト・オブ・ベスト」の5地域の1つに選んだのです。
白馬村は雪が多く交通が不便な地域にもかかわらず、
困っている観光客を受け入れる精神が根付いているためです。
オーバーツーリズムの課題はあるものの、
静かな田舎の雰囲気を求めて多くの外国人が訪れています。
地元の取り組み
白馬村の人口の13.5%が外国人居住者で、
外国人の存在が村の特徴となっています。
車を持たない外国人観光客は歩いて移動するため、
村内では外国人の姿が目立ちます。
このような背景から、
白馬村では地元の人々による様々な取り組みが行われています。
コーヒーショップやカラオケバーの店員は
外国人観光客の増加で忙しい毎日を送っています。
一方で、
一部の観光客による問題行動にも頭を悩ませています。
まとめ
白馬村は良質な雪質と自然、
そして「おもてなし文化」により、
世界中から多くの外国人観光客を惹きつけています。
新しい村長のもと、
インバウンド観光の推進が図られており、
設備の改善や外国人への対応力向上などの課題にも取り組まれています。
一方で、
オーバーツーリズムによる影響や、
一部の観光客の問題行動など、
解決すべき課題も存在します。
白馬村では、
外国人観光客の増加とともに、
地域の魅力を維持し、
住民と観光客が共存できる環境づくりに力が注がれています。
日本を代表するスキーリゾートとして、
更なる飛躍が期待される白馬村の動向から目が離せません。
「一期一杯」を大切に
「スペシャルティコーヒー」をご存知ですか。
スペシャルティコーヒーは、
気候・地理的条件や品種などから生まれる際立った風味特性を持ち合わせた珈琲です。
その理念は
“From seed to cup” =“一粒の種から一杯のカップまで”
の総ての段階において一貫した品質管理が徹底していることが必要とされています。
最後に私たち
HAKUBA COFFEE STANDでは、
茶道の「一期一会の精神」から
一つ一つの出会いを大切に、
二度と同じ時に戻ることはできないのだからその一杯一杯に心を尽くす、
と云う考えを基に丁寧に自家焙煎をして珈琲を長野県白馬村から提供しています。
『元コーヒー苦手』な珈琲屋ガクでした。
最後まで
ありがとうございます。