おはこんにちばんわ
長野県白馬村の小さな珈琲屋ガクです。
はじめに
コーヒーの味わいを左右する大きな要因のひとつが「焙煎」です。
コーヒー豆は生豆の状態では苦みが強く、
香りも乏しいため、
必ず焙煎する必要があります。
焙煎の程度によって、
コーヒーの香り、
味わい、
酸味が大きく変化するのです。
このように、
焙煎は本格的なコーヒーを楽しむ上で欠かせません。
最近では家庭用の焙煎機が普及し、
自宅でも手軽に焙煎できるようになりました。
本記事では、
家庭用コーヒー焙煎機の魅力や選び方、
注目の製品などをご紹介します。
家庭用コーヒー焙煎機の魅力

自宅で焙煎することで、
新鮮な焙煎豆を手に入れられるのが家庭用焙煎機の最大の魅力です。
生豆から焙煎したての豆は、
香りが違い、
味わいも格別です。
また、
こだわりの生豆を手に入れれば、
自分の好みに合わせた焙煎ができるのも大きなメリットといえるでしょう。
いつでも新鮮な焙煎豆が楽しめる
焙煎豆は時間が経つにつれ、
酸化が進み風味が落ちてしまいます。
しかし、
家庭用焙煎機があれば、
その都度生豆から焙煎できるので、
いつでも新鮮な状態のコーヒーが味わえます。
また、
小分けに焙煎できるため、
無駄にせずに適量を淹れられるのも魅力的です。
豆の焙煎具合を見ながら、
自分好みの焼き加減に調整できるのも自家焙煎の醍醐味です。
焙煎の過程を見守ることで、
コーヒーへの理解が深まり、
より良い一杯を見つけられるでしょう。
希少な生豆からオリジナル焙煎が楽しめる
ネットショップの発達により、
世界各地の高級ブランド豆や希少価値の高い豆を手に入れやすくなりました。
焙煎機があれば、
そうした珍しい豆を自分好みの焙煎に仕上げることができます。
オリジナルブレンドを作るのも面白い試みです。
生豆は焙煎豆に比べてかなり安価なので、
コストパフォーマンスに優れています。
生豆を焙煎すれば、
焙煎豆の1/3から半額以下の価格で楽しめます。
自家焙煎は、
コーヒー代を大幅に節約できる方法でもあるのです。
バラエティ豊かな焙煎体験ができる
焙煎機には手動式、
電動式、
自動式の3タイプがあり、
その特性を活かした焙煎が可能です。
手動式は自分で手間暇をかけて焙煎する醍醐味があり、
キャンプなどのアウトドアでも活躍します。
電動式は再現性が高く、
細かい焙煎調整ができます。
自動式はプロ並みの焙煎が簡単に行えます。
また、
直火式、
半熱風式、
熱風式など、
焙煎方式によっても味わいは変わってきます。
モデルによって特徴が異なるため、
好みに合わせてチョイスできるのがコーヒー焙煎機の面白さといえるでしょう。
家庭用コーヒー焙煎機の選び方

ここまで、
焙煎機の魅力をご紹介しましたが、
選び方によって満足度は大きく変わってきます。
自分のニーズとライフスタイルに合わせて、
焙煎機のタイプや焙煎方式、
焙煎量などを検討する必要があります。
焙煎方式でタイプを選ぶ
手動式、電動式、自動式など、
焙煎方式ごとに特徴が異なります。
- 手動式: 豆の様子を見ながら手動で焙煎します。コーヒー作りの醍醐味が味わえ、アウトドアでも使えます。
- 電動式: モーターの回転で均一に焙煎できます。焙煎具合の調整が可能で、再現性が高いのが利点です。
- 自動式: 焙煎から冷却まで自動で行えるため、簡単に高い品質が得られます。一方でレシピの幅は狭くなる可能性があります。
手動による焙煎を楽しみたい方は手動式、
焙煎の再現性を重視する方は電動式、
ワンタッチで簡単に焙煎したい方は自動式をおすすめします。
熱源の種類と焙煎方式
コーヒー焙煎機の熱源には、
ガス式と電気式があります。
また熱風の当て方によって、
直火式、半熱風式、熱風式に分けられます。
- 直火式: 豆に直接火が当たるため、香ばしい風味が楽しめます。深煎りが好きな方におすすめです。
- 半熱風式: 穏やかな熱風で香りと風味のバランスが良いです。幅広いコーヒー豆に対応できるのが魅力です。
- 熱風式: 熱風のみで焙煎するため、すっきりとしたクリアな味わいが得られます。酸味の強いコーヒーに向いています。
ガス式は火力調節が細かくでき、
焙煎の様子を目で確認しやすいのがメリットです。
電気式は扱いが簡単で、
スイッチを入れるだけでOKです。
使用シーンや好みに合わせて選びましょう。
焙煎量と設置スペースを考慮する
焙煎機の焙煎量は、
数十グラムから1kg以上まで様々です。
家族構成や飲用量に合わせて選びましょう。
また、
キッチンカウンターなどへの設置スペースと、
焙煎時の煙や臭いを考慮する必要があります。
排気機能や集塵機能付きなど、
気になる機能をチェックしましょう。
焙煎量の目安 | 向いている人 |
---|---|
~60g | 1~2人用、コーヒー初心者 |
100~200g | 2~4人用、自家焙煎に慣れた人 |
300g~ | 4人以上の大家族、プロ志向 |
注目の家庭用焙煎機

ここまでコーヒー焙煎機の魅力と選び方をご紹介してきました。
次に、
人気ブランドの注目モデルを幾つかピックアップしてみましょう。
ハリオの手動式焙煎機
コーヒー好きには馴染み深いブランド「ハリオ」の焙煎機は、
手動式ながら使いやすさが魅力です。
- ハリオ RCR-50:アルコールランプを使う手動式の網焙煎機。レトロなデザインが人気です。
- ユニオン サンプルロースター: コンパクトで持ち運びも簡単な手動式ロースターです。
- ブランディング・コーヒー手焙煎網: 手軽にコーヒー豆を焙煎できる手動式の焙煎網です。
手動式は趣味として焙煎を楽しめるのが魅力で、
キャンプなどのアウトドアでも活躍します。
香りの変化を肌で感じながら、
こだわりの焙煎ができるのが醍醐味といえるでしょう。
ガスコンロ対応の家庭用電動式焙煎機
カセットコンロやガスコンロで使える電動式焙煎機は、
手動焙煎の面倒な部分を手助けしてくれます。
- KAKACOO: ガスコンロでも電気コンロでも使えるモデルで、均一な焙煎が可能です。
- THANKO: コンパクトサイズで、キッチンにも収まりやすい製品です。
- HONFAM: 多機能でありながら手頃な価格が魅力の一台です。
手動式に比べると手間は省けますが、
中火から強火にかけて豆の様子を確認しながら調整できるのがうれしいポイントです。
焙煎の醍醐味を味わえるのに手軽さも兼ね備えています。
自動焙煎機でプロの焙煎を再現
操作が簡単で、
高い再現性の自動焙煎機は本格志向の方におすすめです。
チャフ排出や冷却機能などの便利な機能も多数搭載されています。
- ライソンホーム コーヒーロースター: 16種類のロースティングレシピ内蔵で、プロの焙煎を自動で再現できます。
- SOUYI コーヒー豆焙煎機: 低温ロースト機能や2つの冷却ファンを備え、コーヒー本来の風味を引き出します。
- サンドボックスフード スマート: Bluetooth接続でスマホからロースト状況を確認できる高機能モデルです。
- ジェネシス コーヒーロースター: チャフコレクターも装備し、焙煎~冷却までを自動化できます。
自動焙煎機は好みの焙煎パターンを設定すれば、
あとは機械で焙煎を行ってくれるため、
手間がかかりません。
プロ並みの品質が望めるのが最大のメリットです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
家庭用コーヒー焙煎機には、
手動式、電動式、自動式など様々なタイプがあり、
焙煎方式や熱源の種類によっても特徴が異なります。
自分のライフスタイルやニーズに合わせてタイプや機能を選ぶことが重要です。
焙煎を趣味として楽しみたい方は手動式、
簡単に手軽に焙煎したい方は自動式がおすすめです。
また、
直火式で香ばしい風味を、
熱風式でクリアな酸味を味わうなど、
焙煎方式によっても味わいが変わってきます。
焙煎量や設置スペースなども考慮する必要があります。
焙煎の醍醐味を存分に味わえるよう、
自分に合った焙煎機を選んでみてはいかがでしょうか。
豆の香りの変化を楽しみながら、
世界に一つだけの自分だけのコーヒーを見つけられるかもしれません。
「一期一杯」を大切に
「スペシャルティコーヒー」をご存知ですか。
スペシャルティコーヒーは、
気候・地理的条件や品種などから生まれる際立った風味特性を持ち合わせた珈琲です。
その理念は
“From seed to cup” =“一粒の種から一杯のカップまで”
の総ての段階において一貫した品質管理が徹底していることが必要とされています。
最後に私たち
HAKUBA COFFEE STANDでは、
茶道の「一期一会の精神」から
一つ一つの出会いを大切に、
二度と同じ時に戻ることはできないのだからその一杯一杯に心を尽くす、
と云う考えを基に丁寧に自家焙煎をして珈琲を長野県白馬村から提供しています。
『元コーヒー苦手』な珈琲屋ガクでした。
最後まで
ありがとうございます。