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おはこんにちばんわ
長野県白馬村の小さな珈琲屋ガクです。

はじめに

コーヒーは世界中で愛されている飲み物ですが、
その味覚は年齢や体調、
環境などさまざまな要因によって影響を受けます。

今回は、
コーヒーの味覚が劣化する原因と対策について詳しく見ていきましょう。

年齢による影響

coffee

人は年齢を重ねるごとに、
味覚が衰えていくことが知られています。

特に苦味を感じにくくなるため、
若い頃は苦手だったコーヒーが、

舌の味蕾の数は、
年齢とともに減少していきます。

味蕾が減れば、
味を感じる能力も低下するのは当然です。

60歳を過ぎると、
味覚の変化が顕著になるといわれています。

このような変化は、
コーヒーの味わいを十分に楽しめなくなることを意味します。

特に若年層と比べて、
高齢者はコーヒーの個性や複雑な風味を感じ取りにくくなるのです。

嗅覚の低下

味覚だけでなく、
嗅覚も加齢とともに衰えていきます。

嗅覚は、
コーヒーの香りや風味を感じる上で
非常に重要な役割を果たしています。

高齢者の場合、
コーヒーの華やかな香りを感じ取れなくなってしまいます。

また、
長期間同じ香りを嗅ぎ続けると、
嗅覚が麻痺して香りを感じられなくなる
「嗅覚疲労」が起きることもあります。

定期的に休憩を取ることで、嗅覚を休めることが大切です。

経験の影響

一方で、
コーヒーを飲み続けることで、
苦味に慣れ、
おいしいと感じられるようになるという経験の影響もあります。

若いころは苦手だったコーヒーを、
大人になって徐々に飲めるようになるのは、このためです。

また、
コーヒーの味を識別する能力は、
訓練次第で向上することができます。

意識的に香りを比べたり、
さまざまなコーヒーを飲み比べたりすることで、
徐々に味覚が鍛えられていきます。

体調・環境による影響

coffee

年齢だけでなく、
体調や周囲の環境も、
コーヒーの味覚に影響を及ぼします。

感染症の影響

風邪やコロナウイルス感染症などによって、
一時的に味覚や嗅覚が変化することがあります。

そのため、
コーヒーの味が極端に苦く感じられたり、
全く味が感じられなくなる可能性があります。

特にコロナウイルス感染症の後遺症として、
嗅覚や味覚障害が長期化する例が報告されています。

感染予防と適切な治療を受けることが重要です。

ストレスの影響

ストレスが高まると、
舌苔が増え、
味覚を感じにくくなります。

舌苔は口臭の原因にもなるため、
注意が必要です。

身体の不調やストレスを軽減することで、
味覚の低下を防ぐことができます。

また、
ミラクルフルーツに含まれるタンパク質は、
酸味を甘味と感じさせる不思議な効果があります。

このように、
食品には味覚に影響を与えるものもあり、
興味深い発見がなされています。

環境の影響

コーヒーを淹れる際の水質も、
味覚に影響を及ぼします。

硬水地域では、
カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が多く、

コーヒーの味わいが濃厚になります。

一方、
軟水のコーヒーはより繊細な味わいが楽しめます。

また、
温度による味覚の変化もあります。

熱いコーヒーは苦味が強く感じられますが、
冷めるにつれて酸味が際立ち、
味わいがまろやかになります。

高品質なコーヒーを楽しむには、
温度変化に合わせて味わいの変化を楽しむことが大切です。

品質・製造方法による影響

coffee

コーヒーの味覚は、
品質や製造方法によっても大きく変わります。

豆の鮮度

コーヒー豆の鮮度が高いほど、
香りや酸味など、
コーヒーの味わいが豊かになります。

一方で、
コーヒー豆が劣化すると、味が薄れたり、苦味が強くなったりと、
おいしさが損なわれてしまいます。

新鮮なコーヒー豆を使うことが重要です。

豆の表面の光沢や弾力、
香りから新鮮さを見分け、
湿気や温度変化を避けて保存することが大切です。

また、
使用直前に挽くことで、
雑味の少ない美味しいコーヒーを楽しめます。

焙煎の度合い

焙煎の度合いによっても、
コーヒーの風味は大きく変わります。

一般的に、
浅煎りや中煎りのほうが酸味が強く、
深煎りになるほど酸味が弱まり、
苦味が増していきます。

また、
焙煎過程で生成する有機酸の量が変わるため、
pHも異なります。

浅煎りのコーヒーは通常pH 5前後の酸性を示しますが、
深煎りになるほどpHが上がり、
苦味が強くなる傾向にあります。

製造方法の違い

さらに、
コーヒー豆の産地や製造方法によっても、
味わいが変わってきます。

産地によって含まれる塩類の種類が異なるため、
抽出後のpHが変わり、
フルーツのような香りや不快な臭いなどが生じます。

抽出方法の違いでも、
味わいが変化します。

抽出温度や時間を適切に管理することが重要です。

また、
挽き方によっても雑味の発生が変わるため、
用途に合わせて適切な挽き方を選ぶ必要があります。

味覚の個人差

coffee

コーヒーの味覚には大きな個人差があることも、
見逃せない点です。

遺伝的要因

嗅覚や味覚には遺伝的な違いがあり、
特定の匂いが全く感じられない「特異的無嗅覚症」の人もいます。

また、
遺伝的に味蕾の数が少ない人もいるため、
味を感じる能力に個人差が生じます。

このような遺伝的な要因により、
コーヒーの香りや味わいの感じ方が人によって大きく異なってくるのです。

生活習慣の影響

一方で、
日頃の生活習慣も味覚に影響を及ぼします。

喫煙習慣があると味覚が鈍くなり、
食習慣によっても味の感じ方が変わってきます。

また、
舌苔の付着具合によっても、
味を感じる能力が左右されます。

このように、
遺伝と環境の両面から、
コーヒーの味覚には大きな個人差があるのが特徴です。

嗜好の違い

さらに、
個人の嗜好によっても、
コーヒーの味わいの評価が分かれます。

雑味と呼ばれる苦味や酸味、
渋みなどの個性は、
ある人には魅力的に感じられる一方で、
別の人には嫌われる原因になります。

つまり、
同じコーヒーでも、
その個性のバランスが好みに合う人と合わない人がいるのです。

美味しさの基準は人それぞれ違うため、
個人の嗜好に合わせて最適なコーヒーを選ぶことが大切です。

まとめ

コーヒーの味覚は、
年齢や体調、環境、製造方法、個人差など、
さまざまな要因によって劣化したり変化したりします。

しかし、
適切な対策を講じることで、
美味しいコーヒーを楽しむことができます。

新鮮な高品質な豆を選び、
焙煎度や挽き方、
抽出方法に気を付ける。

水質や温度にも注意を払い、
定期的に休憩を取って嗅覚を休めるなど、
細かな点にも気を配ることが重要です。

さらに、
自分の体調やコーヒーに対する嗜好を知ることで、
より一層コーヒーを楽しめるはずです。

コーヒーの味覚は奥が深く、
様々な要因が絡み合っています。

しかし、
その複雑さゆえに、
コーヒー体験にも深みと広がりが生まれるのです。

コーヒーの味覚の変化を楽しみながら、
自分なりの最適な味わいを見つけていってください。


「一期一杯」を大切に

スペシャルティコーヒー」をご存知ですか。

スペシャルティコーヒーは、
気候・地理的条件や品種などから生まれる際立った風味特性を持ち合わせた珈琲です。

その理念は
“From seed to cup” =“一粒の種から一杯のカップまで”
の総ての段階において一貫した品質管理が徹底していることが必要とされています。

最後に私たち
HAKUBA COFFEE STANDでは、

茶道の「一期一会の精神」から
一つ一つの出会いを大切に、
二度と同じ時に戻ることはできないのだからその一杯一杯に心を尽くす、
と云う考えを基に丁寧に自家焙煎をして珈琲を長野県白馬村から提供しています。

『元コーヒー苦手』な珈琲屋ガクでした。
最後まで
ありがとうございます。

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