フェアトレードコーヒー マークの真実!その意義と購入方法を徹底解説
おはこんにちばんわ
長野県白馬村の小さな珈琲屋ガクです。
はじめに
近年、フェアトレードが注目されています。
開発途上国の生産者や労働者の生活改善と環境にやさしい持続可能な社会を実現するための取り組みであり、
私たち消費者が主体となって支え合う力が大切です。
この記事では、フェアトレードコーヒー マークとは何か、
どのような意義があるのか、そしてどのような製品に付与されているのかについて詳しく解説します。
さらに、フェアトレード製品の市場動向や認証基準についても取り上げますので、
是非最後までお読みください。
フェアトレードコーヒー マーク
フェアトレードコーヒー マークは、国際フェアトレード認証ラベルであり、
製品が国際フェアトレード基準に従って生産されたことを示すものです。
フェアトレード認証を受けたコーヒーやチョコレート、バナナなどの一次産品は、
適正な価格で買い付けられ、生産者や労働者の権利が保護されたうえ、
環境にも配慮がされています。
ここでは、フェアトレードコーヒー マークの具体的な意義や機能について解説します。
適正価格とプレミアムの保証
フェアトレード認証制度は、生産者に最低価格を保証することにより、
経済的な安定を提供します。
これにより、生産者は不安定な市場価格の影響を受けず、
持続可能な暮らしができるようになります。
また、フェアトレード・プレミアムは、生産地域の社会発展を支援するための資金となります。
プレミアムは、生産者組合が自主的に使途を決め、教育や医療、インフラ整備などのプロジェクトに投資がされます。
コーヒーの生産者は、ニューヨークとロンドンの国際市場で価格が決まり、
コーヒー豆の価格変動に左右される不安定な収入のため苦しんでいます。
しかし、フェアトレードコーヒーは最低価格が保証されており、
価格変動のリスクから生産者が守られるため、より安定した生活を送ることが可能です。
労働環境と人権の保護
フェアトレード認証制度は、生産者や労働者の人権を守ることを目的としています。
そのため、適切な労働環境や労働条件が求められており、
児童労働や過重労働を禁止したうえで、
労働者の安全と健康を確保することが求められています。
これにより、労働者は働く権利と生活の質を両立することができます。
また、フェアトレード認証制度は、コーヒーの生産地である開発途上国の人々が自立し、
自らの力で持続可能な生活を送れるよう支援しています。
フェアトレードは、生産者や労働者と消費者が共に関与して成り立つ持続可能な社会を目指しました。
国際フェアトレードラベル機構
国際フェアトレードラベル機構は、フェアトレード市場を促進し、
生産者の支援を目的としたマルチステークホルダー組織です。
本部はドイツのボンにあり、
世界30カ国以上のラベル推進組織と生産者ネットワーク組織が参加しています。
ここでは、機構が果たしている役割や活動について説明します。
国際フェアトレード基準の設定
国際フェアトレードラベル機構は、
適正価格や労働環境、環境保護などを含む国際フェアトレード基準を策定しています。
これらの基準は、開発途上国の生産者や労働者の権利を保護し、
環境にやさしい持続可能な生産が実現できるようになっています。
また、国際フェアトレード基準には、製品の原料や製造過程において、
フェアトレード原則が遵守されていることが求められています。
これらの基準は、フェアトレード認証を付与するための条件として用いられるほか、
フェアトレード市場の拡大や市民に対する啓発活動にも活用されています。
国際フェアトレードラベル機構は、
詳細な調査や生産者との対話を通じて基準を継続的に見直し、
さらなる改善を目指しています。
認証業務の委託
国際フェアトレードラベル機構は、
認証業務を独立した組織であるFLOCERTに委託しています。
FLOCERTは、フェアトレード製品の原料生産から加工、輸出入・製造に携わる組織を監査し、
国際フェアトレード認証を付与する役割を担っています。
FLOCERTはISO17065の認定を取得しており、
認証プロセスの透明性、客観性、公平性を高めることを目指しています。
最終製品に国際フェアトレード認証ラベルを貼付するためには、
FLOCERTから認証を受けた組織が国際フェアトレード基準を遵守した生産および売買を行う必要があります。
なお、日本ではフェアトレード・ラベル・ジャパンが監査および認証を行っています。
フェアトレード認証製品と市場動向
フェアトレード認証制度が設立されて以降、
認証製品のつかえる範囲は拡大し続けています。
現在では、コーヒーや紅茶、カカオ、果物など多岐にわたる製品がフェアトレード認証を受けています。
このセクションでは、フェアトレード認証製品と市場動向について解説します。
認証されている製品
フェアトレード認証制度は、開発途上国の原料や製品を適正な価格で購入し、
生産者や労働者の生活改善と自立を目指すものであり、
日用品や食料品の多くが開発途上国で生産されているため、
フェアトレードは欠かせない存在である。
認証対象品目はコーヒーや紅茶、カカオ、スパイス・ハーブ、砂糖、大豆、
蜂蜜、ナッツ類、果物、果物加工品、ワイン、ごま、オリーブオイル、切花、
コットン製品、スポーツボール類など多岐にわたります。
詳細は公式ウェブサイトで確認できます。
市場動向
フェアトレード市場は年々拡大しています。
消費者の環境意識の高まりや、
企業の社会貢献活動(CSR)の一環としてフェアトレード製品の取り扱いが増えていることが背景にあります。
特に、若年層を中心にフェアトレード製品への関心が高まっており、
今後も市場拡大が続くことが予想されます。
また、フェアトレード認証ラベルが消費者に安心感を与え、
選択の判断材料にもなるため、市場が拡大されている原因となっています。
ただし、フェアトレードに関する認知度や理解がまだ十分ではないため、
今後も継続的な啓発活動や情報提供が重要となります。
まとめ
フェアトレードコーヒー マークは、
開発途上国の生産者や労働者の権利を守ることを目的とした、
持続可能な社会を実現する国際フェアトレード認証制度のひとつです。
適正価格や環境保護を始めとする国際フェアトレード基準を満たした製品にのみ付与されます。
国際フェアトレードラベル機構やFLOCERTが厳正な監査や認証プロセスを実施し、
認証基準の透明性や公平性を確保しています。
フェアトレード製品の市場は拡大傾向にあり、
消費者や企業の環境意識の高まりと共にさらなる市場拡大が期待されます。
しかし、フェアトレードに関する認知度や理解がまだ十分ではないため、
引き続き情報提供や啓発活動が重要です。
今後も、私たち消費者がフェアトレード製品を選ぶことで、持続可能な社会を実現し、
開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を支援しましょう。
「一期一杯」を大切に
「スペシャルティコーヒー」をご存知ですか。
スペシャルティコーヒーは、気候・地理的条件や品種などから生まれる際立った風味特性を持ち合わせた珈琲です。
その理念は
“From seed to cup” =“一粒の種から一杯のカップまで”
の総ての段階において一貫した品質管理が徹底していることが必要とされています。
最後に私たち
HAKUBA COFFEE STANDでは、
茶道の「一期一会の精神」から
一つ一つの出会いを大切に、
二度と同じ時に戻ることはできないのだからその一杯一杯に心を尽くす、
と云う考えを基に丁寧に自家焙煎をして珈琲を長野県白馬村から提供しています。