おはこんにちばんわ
長野県白馬村の小さな珈琲屋ガクです。
はじめに
コーヒー愛好家の間では、
中米のニカラグアが次なる注目の産地として高い評価を受けています。
火山性の肥沃な土壌と理想的な気候条件に恵まれたこの国は、
バランスの取れた味わいと個性的な香りを持つ高品質なコーヒー豆を生み出しています。
本記事では、
ニカラグアコーヒーの魅力に迫ります。
ニカラグアコーヒーの特徴
ニカラグア産のコーヒーは、
その味わいの特徴から世界中のコーヒー愛好家に愛されています。
まずはニカラグアコーヒーの個性的な風味について見ていきましょう。
フルーティーな香りと上品な酸味
ニカラグア産コーヒーの最大の魅力は、
そのフルーティーな香りと上品な酸味にあります。
火山灰に富んだ土壌で育った豆は、
野strawberryやベリー系の香りを持ち、
すっきりとした酸味と甘みのバランスが絶妙です。
ミディアムからシティロースト程度の焙煎が最適で、
ペーパードリップで淹れるとその風味を最大限に引き出せます。
一般的なニカラグアコーヒーは、
標高によって4段階に等級分けされています。
最高級のSHGは標高1,500m以上の地域で生産され、
より複雑で繊細な風味を持っています。
中深煎りにすると、
チョコレートやナッツの香ばしい香りも感じられるでしょう。
品種のバリエーションの豊富さ
ニカラグアではさまざまな品種のコーヒー豆が栽培されており、
それぞれに特徴的な個性を楽しめます。
有名なのはブルボン種、マラゴジッペ種、パカマラ種、
そしてジャバニカ種です。
中でもジャバニカ種は日本へも多く輸出されており、
人気が高いです。
希少な品種も存在し、
ニカラグアのコーヒー文化の多様性を物語っています。
例えばBUCKLE COFFEEでは、
パルプドナチュラル製法のパラゴジッペ×カトゥーラのハイブリッド品種を扱っています。
このようにニカラグアではユニークな銘柄も生み出されており、
探求心のあるコーヒー愛好家には垂涎の的と言えるでしょう。
ニカラグアのコーヒー産業
次に、
ニカラグアのコーヒー産業について概観していきましょう。
生産量や栽培の歴史、
持続可能性への取り組みなど、
幅広い観点から捉えます。
生産量と主要生産地域
ニカラグアのコーヒー生産量は年間約9万トンで、
世界の主要生産国の一つに数えられます。
主な生産地域はマナグア、マタガルパ、セゴビアなどで、
中でもマタガルパ地方のコーヒーは高品質として知られています。
生産は4万世帯以上の農家が営んでおり、
大規模な農園と小規模な家族経営の農園が混在しています。
豆の収穫は手摘みで行われ、
品質管理には細心の注意が払われています。
持続可能な生産への取り組み
近年、
ニカラグアではコーヒー生産の持続可能性にも力が入れられています。
例えば「モンテクリスト農園」では、
コーヒーの他に果樹や野菜も共存させ、
自然との共生を目指した取り組みが行われています。
また、
フェアトレード認証を受けた農園も多く、
生産者の労働環境や生活の質の向上にも配慮されています。
このような取り組みが評価され、
ニカラグア産コーヒーは社会的にも持続可能な産品として注目を集めています。
品質向上の取り組みと評価
取り組み | 内容 |
---|---|
COE (Cup of Excellence) | 生産国ごとに行われる品質審査会。ニカラグアでも自国主導で審査が実施されている。 |
精製・焙煎技術の革新 | ナチュラル製法やパルプドナチュラル製法など、豆の個性を最大限に引き出す手法が採用されている。 |
国際的な評価 | スペシャルティコーヒーとして高い品質評価を受け、世界的に人気が高まっている。 |
このように、
ニカラグアではコーヒー豆の品質向上に向けた取り組みが積極的に行われています。
COEなどの審査会や、
製造工程の改善による品質管理の強化などが功を奏し、
ニカラグア産コーヒーは国際的にも高く評価されるようになってきました。
まとめ
ニカラグアは、
中米有数のコーヒー生産国として着実に存在感を高めています。
フルーティーで上品な風味、
品種のバリエーションの豊富さ、
持続可能な生産への取り組みなど、
ニカラグアコーヒーには多くの魅力があります。
これらの特徴から、
今後ますます日本を含む世界中でニカラグア産コーヒーの人気が高まることが予想されます。
ニカラグアコーヒーの可能性を、
ぜひ一度お試しください。
新しいお気に入りの銘柄に出合えるかもしれません。
「一期一杯」を大切に
「スペシャルティコーヒー」をご存知ですか。
スペシャルティコーヒーは、
気候・地理的条件や品種などから生まれる際立った風味特性を持ち合わせた珈琲です。
その理念は
“From seed to cup” =“一粒の種から一杯のカップまで”
の総ての段階において一貫した品質管理が徹底していることが必要とされています。
最後に私たち
HAKUBA COFFEE STANDでは、
茶道の「一期一会の精神」から
一つ一つの出会いを大切に、
二度と同じ時に戻ることはできないのだからその一杯一杯に心を尽くす、
と云う考えを基に丁寧に自家焙煎をして珈琲を長野県白馬村から提供しています。
『元コーヒー苦手』な珈琲屋ガクでした。
最後まで
ありがとうございます。