- おはこんにちばんわ
長野県白馬村の小さな珈琲屋ガクです。
サウナ好きが高じて、
サウナスパ協会のサウナ・スパ健康アドバイザー
になってしまいましたw
サウナ関連のご相談もお待ちしております。
はじめに - アウフグースの歴史と起源
- アウフグースの魅力
- 日本でのアウフグース普及
- まとめ
おはこんにちばんわ
長野県白馬村の小さな珈琲屋ガクです。
サウナ好きが高じて、
サウナスパ協会のサウナ・スパ健康アドバイザー
になってしまいましたw
サウナ関連のご相談もお待ちしております。
はじめに
サウナ文化の世界には、
さまざまな魅力が存在します。
中でも近年注目を集めているのが、
ドイツ発祥のアウフグース(Aufguss)と呼ばれる入浴方法です。
アウフグースとは、
サウナ室内に立ち昇った蒸気をタオルやファンを使って循環させ、
体感温度を一気に上昇させることで、
発汗作用を高める独特の体験を指します。
この入浴方法は、
単なるサウナを超えた新たな楽しみ方を提供し、
世界中のサウナ愛好家から注目されています。
本記事では、
アウフグースの魅力に迫りながら、
その歴史や文化的背景、
日本での普及状況などを探っていきます。
アウフグースの歴史と起源
アウフグースは、
ドイツのサウナ文化から生まれた伝統的な入浴スタイルです。
ドイツでは古くからサウナが健康的な習慣として親しまれてきましたが、
19世紀後半にサウナに蒸気を取り入れる方法が考案されました。
これがアウフグースの原型となりました。
ドイツ発祥の伝統
アウフグースの起源は、
ドイツのザクセン州に位置する温浴地カールスバートに遡ります。
この地域では、
古くから温泉を利用した入浴文化が根付いていました。
19世紀後半、地元の人々はサウナストーンに水をかけ、
発生した蒸気をタオルであおいで循環させる独自の方法を編み出しました。
これがアウフグースの始まりと言われています。
当初はサウナ室の蒸気を循環させるシンプルな方法に過ぎませんでしたが、
次第にエンターテインメント性が加わり、
タオルを巧みに操る技術が発達していきました。
サウナスタッフによって様々なテクニックが編み出され、
見せ場を作り出す芸術性の高い入浴スタイルへと進化を遂げました。
健康効果への期待
アウフグースが生まれた背景には、
サウナの健康効果への期待がありました。
ドイツではサウナが健康増進に役立つと考えられており、
アウフグースによって体感温度を上げ、
さらなる発汗作用を促すことで、
より大きな健康効果が期待できると信じられていました。
実際、
アウフグースによる体感温度の上昇は、
通常のサウナよりも多量の発汗を促します。
発汗は老廃物の排出や新陳代謝の促進につながり、
様々な健康上の利点があると考えられています。
ただし、
脱水症状の危険性もあるため、
適切な水分補給が重要となります。
アウフグースの魅力
アウフグースは、
サウナ文化に新たな魅力を加えました。
単なる発汗促進を超えて、
様々な楽しみ方が生まれています。
その魅力を徹底的に探っていきましょう。
熱波師によるパフォーマンス
アウフグースの一大魅力は、
熱波師と呼ばれるサウナスタッフによるパフォーマンスです。
熱波師はタオルを巧みに操り、
サウナ室内に熱風を送り込みます。
ヘリコプターのように回転させたり、
パラシュートのように広げたりと、
様々なテクニックがあります。
熟練の熱波師のパフォーマンスは、
まさに一種の芸術です。
タオルの動きに合わせてアロマオイルの香りが広がり、
音楽とも調和して、
まるでショーを見ているかのような臨場感があります。
お客様を楽しませることはもちろん、
体を芯から温めるという本来の目的も忘れずに、
熱波師は舞台を作り上げていきます。
エンターテインメント性
アウフグースには、
高いエンターテインメント性があります。
世界中で熱波師によるパフォーマンスの腕前を競う大会が開かれており、
アウフグースワールドマスターズ(Aufguss WM)は最高峰の戦いの場となっています。
大会では、
熱の上昇と配分、扇ぎのテクニック、香りの使い方と量、
テーマとショーの構成、プロフェッショナリズムなどの基準で採点され、
優勝者が決まります。
選手たちは組織力と努力を重ね、
翌年の出場を目指して切磋琢磨します。
近年、
日本代表選手の活躍も目覚ましく、
国内外から高い評価を受けています。
五感を刺激する体験
アウフグースは、
視覚、聴覚、嗅覚、触覚、そして体温の変化を通して五感全てを刺激する、
まさに総合的な体験です。
熱波師のタオルの動きと音楽が目と耳を楽しませ、
アロマオイルの香りが嗅覚を刺激します。
そして何より、
熱風が一気に押し寄せる体感は、
触覚と体温の変化による臨場感を味わえます。
サウナそのものの魅力である発汗と健康効果に加えて、
このように五感を研ぎ澄ます体験ができるのがアウフグースの特徴です。
単なる発汗以上の、
極上の癒しと至福の時間を過ごせることでしょう。
日本でのアウフグース普及
日本ではサウナブームの中で、
アウフグースが次第に普及してきました。
既にいくつかの先駆的な施設がアウフグースを導入し、
熱心なファンも現れています。
先駆的な役割を果たした施設
日本で本格的なアウフグースを最初に提供したのは、
札幌テルメやニュージャパンサウナなどの施設でした。
これらの先駆的な施設が全国に広めるきっかけとなり、
アウフグース文化の土台を築きました。
札幌テルメでは、
ドイツから熱波師を招いてアウフグースを体験できるほか、
スタッフによる定期的なアウフグースショーも開催されています。
また、ニュージャパンサウナでは
タオルアクロバットと呼ばれる華麗なパフォーマンスが人気を博しています。
全国への広がり
先駆的な施設の影響を受け、
近年では東京や横浜、大阪など全国の主要都市にあるサウナ施設で
アウフグースが体験できるようになってきました。
- 神州温泉 あるごの湯 (東京) – 大うちわを使ったロウリュサウナ
- 伊予の湯治場 喜助の湯 (愛媛) – 体感温度100度を超える最強の熱波
- 湯らっくす (横浜) – 30名以上の熱波師在籍、お気に入りを見つけられる
このように全国に点在するサウナ施設で、
様々な形のアウフグース体験ができるようになりました。
施設ごとにスタイルが異なり、
お気に入りの施設を見つけるのも楽しみの一つです。
イベントの開催
アウフグースの広がりとともに、
日本国内でも様々なイベントが開催されるようになってきました。
例えば、
アウフグースフェスでは全国から熱波師が集結し、
パフォーマンスを披露します。
観客はお気に入りの熱波師を発見できるかもしれません。
また、
ショーアウフグースの大会も開かれており、
ここでは熱波師による技術の腕前が競われます。
世界への挑戦を目指す日本代表選手も出場しており、
日本のアウフグース文化の発展を象徴する場ともなっています。
まとめ
アウフグースは、
ドイツ発祥の伝統的なサウナ入浴方法です。
蒸気をタオルで循環させることで体感温度を上げ、
健康増進や発汗作用の促進が期待できます。
しかし、
単なる発汗を超えて、
アウフグースには熱波師によるパフォーマンス性や芸術性、
エンターテインメント性など、
様々な魅力があります。
日本でもアウフグース文化が広がりをみせており、
全国に点在するサウナ施設で体験できるようになってきました。
また、
イベントの開催などを通じて人気も高まっています。
サウナを超えた新たな体験として、
アウフグースに注目が集まるのは必然的な流れと言えるでしょう。
サウナ好きの方はもちろん、
これまでサウナになじみのなかった方にも、
ぜひアウフグースを体験していただきたいと思います。
五感を研ぎ澄ます極上の体験をお楽しみいただけることでしょう。
「一期一杯」を大切に
「スペシャルティコーヒー」をご存知ですか。
スペシャルティコーヒーは、
気候・地理的条件や品種などから生まれる際立った風味特性を持ち合わせた珈琲です。
その理念は
“From seed to cup” =“一粒の種から一杯のカップまで”
の総ての段階において一貫した品質管理が徹底していることが必要とされています。
最後に私たち
HAKUBA COFFEE STANDでは、
茶道の「一期一会の精神」から
一つ一つの出会いを大切に、
二度と同じ時に戻ることはできないのだからその一杯一杯に心を尽くす、
と云う考えを基に丁寧に自家焙煎をして珈琲を長野県白馬村から提供しています。
『元コーヒー苦手』な珈琲屋ガクでした。
最後まで
ありがとうございます。