おはこんにちばんわ
長野県白馬村の小さな珈琲屋ガクです。
はじめに
コーヒーは世界中で愛される飲み物ですが、
その抽出方法や味わいにはさまざまな種類が存在します。
本日はコーヒーマシンの世界、
特に業務用マシンやコンビニで使われているマシンについて、
詳しく解説していきます。
コーヒーの新しい魅力に出会えるかもしれません。
業務用コーヒーマシンの種類と特徴

業務用コーヒーマシンには、
さまざまな種類と特徴があります。
主な種類とその特徴を見ていきましょう。
ドリップ式コーヒーマシン
ドリップ式のコーヒーマシンは、
一般的な家庭用コーヒーメーカーと同じように、
紙フィルターにコーヒー粉を入れ、
熱湯を注いで抽出する方式です。
短時間で大量のコーヒーを提供できるよう改良されており、
業務用やコンビニなどで幅広く使われています。
ドリップ式マシンの特徴は、
豆の風味をストレートに味わえることです。
抽出条件を細かく調整できるため、
豆の個性を最大限に引き出せます。
一方で、
エスプレッソのようなクリーミーな泡立ちはありません。
エスプレッソマシン
エスプレッソマシンは、
高温高圧の湯流を利用してコーヒーを抽出する方式です。
濃厚な味わいと、
なめらかでクリーミーな泡立ちが特徴です。
カフェなどで人気の高いマシンです。
業務用エスプレッソマシンは、
一度に大量のコーヒーを抽出できるよう設計されています。
自動でミルクの泡立ても可能なモデルもあり、
バリスタの手作業を最小限に抑えられます。
全自動コーヒーマシン
全自動コーヒーマシンは、
コーヒー豆の投入から抽出、
さらにはミルクの泡立てまで、
すべての工程を自動化したマシンです。
オフィスや待合室などで活躍しています。
ボタン一つで簡単に操作でき、
豆からの抽出なので風味も損なわれません。
一方で、
調整は限られているため、
プロの技術を必要とする本格的なコーヒーには向いていません。
コンビニのコーヒーマシン

コンビニチェーンでは、
各社が独自の高性能コーヒーマシンを導入し、
自社のブランドコーヒーを提供しています。
人気のコーヒーマシンとその特徴を見ていきましょう。
セブンイレブン
セブンイレブンは、
富士電機と共同で開発した「セブンカフェ」のコーヒーマシンを使用しています。
センサーで自動的にカップの種類とサイズを認識し、
ミスを防ぐ工夫がされています。
味わいの特徴は、
苦みの強いブレンドコーヒーと、
ミルクの甘さが際立つカフェラテです。
富士電機の特許技術が活かされた、
セブンイレブン独自の味わいが楽しめます。
ファミリーマート
ファミリーマートは2018年から新型コーヒーマシン「FAMIMA CAFÉ」を導入しています。
ペーパードリップ式を採用し、
コクのある味わいと滑らかな口当たりのカフェラテが特徴です。
給水が水道直結になり、
ミルクタンクの容量も増えたことで、
店舗スタッフの作業負担が軽減されました。
コーヒーカップのデザインも一新され、
専門店のような雰囲気を演出しています。
ローソン
ローソンでは、
対面接客でカリマリ社製のエスプレッソマシンを使用しています。
濃厚な味わいのコーヒーとカフェラテを提供しており、
スイーツとの相性が良いのが特徴です。
エスプレッソマシンを使うことで、
本格的な味わいを実現しています。
また、
味や濃さなどのカスタマイズも可能で、
お客様のニーズに合わせた提供ができます。
家庭でも楽しめる業務用コーヒーマシン

近年、
家庭用としても業務用コーヒーマシンが人気を集めています。
本格的な味わいを自宅で手軽に楽しめるため、
コーヒー好きから高い支持を得ています。
家庭用全自動コーヒーマシン
家庭用の全自動コーヒーマシンは、
1〜5万円程度の価格帯で手に入ります。
ドリップ式、サイフォン式、エスプレッソ式など、
さまざまな抽出方式のモデルがあります。
一人暮らしの方や少人数世帯向けの小型モデルから、
家族やパーティー向けの大容量モデルまで幅広く選べます。
お手入れも簡単で、
コーヒー豆の種類を変えるだけでさまざまな味わいが楽しめます。
家庭用エスプレッソマシン
本格的なエスプレッソを家庭で味わいたい方におすすめなのが、
家庭用エスプレッソマシンです。
コーヒー豆や粉の両方が使え、
泡立ちの良いラテなども作れます。
見た目も洗練されたデザインで、
インテリアにも馴染みます。
一方で価格が高めで、
お手入れが手間がかかる点が課題です。
コーヒーの味を重視するなら、
この手間は割に合うでしょう。
用途とニーズに合わせて選ぶ

業務用のコーヒーマシンを選ぶ際は、
用途とニーズに合わせて機種を選ぶことが大切です。
どのようなコーヒーメニューを提供したいか、
一度に何杯のコーヒーを提供する必要があるかなどを考慮しましょう。
ドリップ式 VS エスプレッソ式
ドリップ式とエスプレッソ式では、
コーヒーの味わいが全く異なります。
ドリップ式は豆の風味をストレートに楽しめ、
エスプレッソ式は濃厚で泡立ちが特徴です。
ドリップコーヒーとカフェラテの両方を提供したい場合は、
ドリップマシンとエスプレッソマシンの2台が必要になります。
ただし、
ホットコーヒーのみであれば、
全自動エスプレッソマシン1台で対応可能です。
メーカーの特徴を比較する
デロンギ、ユーラ、メリタなど、
業務用コーヒーマシンのメーカーによっても機能や特徴が異なります。
保温機能やミル機能、
ミルクシステム、
メニュープログラムなど、
ニーズに合った機能を備えているかをチェックしましょう。
また、
メーカー独自の技術や設計思想も比較ポイントの一つです。
セブンイレブンとメーカーが共同開発した「セブンカフェ」マシンのように、
メーカーと連携した製品開発があることも覚えておきましょう。
まとめ
今回は業務用のコーヒーマシンについて、
その種類や特徴、
コンビニで使われているマシン、
家庭用マシンなどをご紹介しました。
コーヒーの魅力は抽出方法によってさまざまに変化し、
マシンの選び方次第で新しい発見があるかもしれません。
用途とニーズに合わせてマシンを選ぶことが重要ですが、
メーカーの特徴や技術面での工夫も見逃せないポイントです。
機能やデザインなど、
自分のこだわりに合ったコーヒーマシンを選んでみてはいかがでしょうか。
おいしいコーヒーで、
至福のひと時を過ごしてください。
「一期一杯」を大切に
「スペシャルティコーヒー」をご存知ですか。
スペシャルティコーヒーは、
気候・地理的条件や品種などから生まれる際立った風味特性を持ち合わせた珈琲です。
その理念は
“From seed to cup” =“一粒の種から一杯のカップまで”
の総ての段階において一貫した品質管理が徹底していることが必要とされています。
最後に私たち
HAKUBA COFFEE STANDでは、
茶道の「一期一会の精神」から
一つ一つの出会いを大切に、
二度と同じ時に戻ることはできないのだからその一杯一杯に心を尽くす、
と云う考えを基に丁寧に自家焙煎をして珈琲を長野県白馬村から提供しています。
『元コーヒー苦手』な珈琲屋ガクでした。
最後まで
ありがとうございます。