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おはこんにちばんわ
長野県白馬村の小さな珈琲屋ガクです。

はじめに

グアテマラは中央アメリカに位置する小国ですが、
世界的に評価の高いコーヒー生産国として知られています。

火山に恵まれた肥沃な土壌と標高の高い山岳地帯が、
上質なアラビカ種コーヒー豆の栽培に最適な環境を提供しています。

本記事では、
グアテマラコーヒーの魅力的な特徴や歴史、生産地、
飲み方などを詳しく解説していきます。

グアテマラコーヒーの特徴

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グアテマラコーヒーは、
フルーティーな酸味と花のような繊細な香り、
そしてチョコレートやナッツを思わせるコクが特徴です。

この魅力的な風味は、
高標高で育ったゆっくりと熟した豆ならではのものです。

酸味

グアテマラコーヒーの酸味は、
柑橘類やベリー系の果実を思わせる上品な味わいです。

この爽やかな酸味が、
コーヒーの味に深みと複雑さを加えています。

酸味の程よい苦手は、
高標高の冷涼な気候で育った豆ならではの特徴です。

また、
産地によっても酸味のニュアンスが異なります。

例えばアンティグア産は洋ナシを想起させる繊細な酸味、
一方のウエウエテナンゴ産はグレープフルーツのような力強い味わいが特徴的です。

コク

グアテマラコーヒーのもう一つの魅力は、
しっかりとしたコクです。

チョコレートやナッツを連想させる深みのある味わいが、
全体の風味を豊かにしています。

このコクは、
高地で育った豆が持つ本来の味わいを引き立てています。

一般的にグアテマラ産のコーヒーは中深煎りが推奨され、
この焙煎度合いがコクを最大限に引き出しています。

ミディアムよりもややダークな焙煎が、
贅沢な風味を生み出すのです。

香り

グアテマラコーヒーならではの魅力は、
花のような繊細な香りにも現れています。

ジャスミンやオレンジの花を思わせる上品な香りが、
一口飲むたびに優雅な気分にしてくれます。

この香りは、
グアテマラの寒暖差の大きな気候風土が生み出した産物です。

標高が高く夜間は冷えるため、
ゆっくりと豆が育つ過程で花の香りが凝縮されていきます。

グアテマラコーヒーの歴史

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グアテマラでのコーヒー栽培は、
1750年代に修道士によって始められました。

以来250年以上の歴史を持ち、
19世紀半ばからは本格的な商業生産が行われるようになりました。

コーヒー栽培の始まり

1750年代、
グアテマラにコーヒーノキが持ち込まれました。

当初は僅かな量の栽培から始まりましたが、
その後徐々に広がっていきました。

修道士たちが中心となり、
温暖な気候と肥沃な土壌を持つグアテマラの地で
コーヒーの栽培に取り組んだのです。

19世紀に入ると、
グアテマラ政府がコーヒー生産の振興に力を入れ始めます。

輸出用の商業生産が本格化し、
コーヒー産業が国の重要な収入源となっていきました。

グアテマラ全国コーヒー協会の設立

1969年、
品質管理と生産者支援を目的として、
グアテマラ全国コーヒー協会(ANACAFE)が設立されました。

ANACAFEは以下のような活動を行っています。

  • コーヒーの品質基準の設定と管理
  • 優良品種の開発と生産者への普及
  • 国内外でのプロモーション活動
  • 生産者への技術支援と融資制度

ANACAFEの取り組みにより、
グアテマラコーヒーの品質と評価は大きく向上しました。
世界に通用する安定した品質が確立されたのです。

グアテマラコーヒーの主な産地

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グアテマラには数多くのコーヒー産地がありますが、
中でも代表的な4つの地域について紹介します。

産地によって味わいや特徴が異なるのが魅力です。

アンティグア

グアテマラを代表する最高級産地のひとつがアンティグアです。

標高1,500m以上の高地で育ち、
上品で繊細な味わいが特徴的です。

洋ナシやレッドグレープフルーツのような爽やかな酸味と、
ミルクチョコレートを想わせるまろやかなコクが絶妙のバランスを保っています。

アンティグア産のコーヒーは、
ストレートで淹れて味わうのがおすすめです。

清々しい香りとキレのある味わいを、
余すところなく味わえます。

また、
酸味とコクが絶妙に調和しているため、
ミルクを加えたラテとしても美味です。

ウエウエテナンゴ

ウエウエテナンゴは、
グアテマラの中西部に位置する産地です。

標高1,800m前後の高地で育つ豆は、
濃厚なチョコレートのようなコクと、
グレープフルーツを思わせる力強い酸味が特徴です。

ウエウエテナンゴ産のコーヒーは重厚感があり、
挽きたての強い香りが楽しめます。

酸味とコクが濃いため、
軽めの焙煎が向いています。

そうすることで豆本来の旨みを引き立てられるのです。

ブラックで飲むのがおすすめの一品です。

産地標高特徴
アンティグア1,500m以上上品で繊細な味わい、洋ナシのような酸味
ウエウエテナンゴ1,800m前後濃厚なチョコレートのようなコク、力強い酸味

サンマルコス

グアテマラ西部の高地に位置するサンマルコスは、
深みのあるコクと適度な酸味が特徴の産地です。

チョコレートやキャラメルを想わせる風味が、
贅沢な味わいを生み出しています。

サンマルコス産のコーヒーは、
中深煎りで丁度良い焙煎度合いが魅力を引き立てます。

濃厚でいてスッキリした後味で、
どんな時間に飲んでも満足できる一杯が楽しめるでしょう。

オリエンテ

グアテマラ東部に広がるオリエンテ地域は、
穏やかな酸味と上品な甘みが魅力の産地です。

ナッツやキャラメルのような香ばしさも楽しめ、
円やかな味わいが特徴的です。

オリエンテ産のコーヒーは、
気軽に淹れて味わえる飲み心地の良さが魅力です。

落ち着いた雰囲気のなか、
ゆったりとした時間を過ごすのにぴったりのコーヒーです。

また、
砂糖を加えてミルクコーヒーとして楽しむのもおすすめです。

グアテマラコーヒーの飲み方

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グアテマラコーヒーは、
様々な抽出方法やミルクを加えるなど、
幅広い飲み方で楽しむことができます。

産地や個人の好みに合わせて、
お気に入りの一杯を見つけましょう。

ブラック

グアテマラコーヒーを一番際立たせられるのがブラックでの味わいです。

コク、酸味、香りをストレートで感じられ、
産地ごとの個性を堪能できます。

抽出方法はお好みで選べますが、
ペーパードリップがおすすめです。

豆の風味を最大限に引き出せるうえ、
爽やかな酸味とコクのバランスが絶妙になります。

温度は60℃前後がよく、
湯冷ましの必要はありません。

ラテ

グアテマラコーヒーは、
ミルクを加えてラテとしても美味しく味わえます。

コーヒーの特徴的な風味とミルクのなめらかさが絶妙に調和します。

ラテにする際は、
やや多めの豆を使って抽出すると良いでしょう。

ミルクとの割合を3:7程度にすることで、
コーヒーの主役の味わいが際立ちます。

泡立てた温かいミルクに注ぐと、
フローラルな香りも楽しめます。

カフェ・コン・レチェ

グアテマラコーヒーを少しリッチに楽しむ方法が
「カフェ・コン・レチェ」です。

温かいミルクとはちみつを加えたスイーツのような一杯です。

作り方は簡単で、
グアテマラコーヒーとミルク、
はちみつを適量ブレンドするだけ。

ミルクの濃厚な味わいとはちみつの甘さが、
コーヒーの風味を引き立てます。

上品な味わいが楽しめるうえ、
心も体も癒される一杯となるでしょう。

まとめ

グアテマラコーヒーは、
中央アメリカの小国ながらも質の高さで
世界的に高い評価を受けています。

フルーティーな酸味、
チョコレートやナッツを想わせるしっかりとしたコク、
そして上品な香りの三拍子が揃った魅力ある一品です。

高標高の寒暖差が大きい気候で育った豆ならではの風味を活かし、
ストレートからミルクを加えた飲み方まで、
様々なスタイルで楽しむことができます。

歴史と伝統に裏打ちされた、
グアテマラコーヒーの魅力に触れてみませんか。


「一期一杯」を大切に

スペシャルティコーヒー」をご存知ですか。

スペシャルティコーヒーは、
気候・地理的条件や品種などから生まれる際立った風味特性を持ち合わせた珈琲です。

その理念は
“From seed to cup” =“一粒の種から一杯のカップまで”
の総ての段階において一貫した品質管理が徹底していることが必要とされています。

最後に私たち
HAKUBA COFFEE STANDでは、

茶道の「一期一会の精神」から
一つ一つの出会いを大切に、
二度と同じ時に戻ることはできないのだからその一杯一杯に心を尽くす、
と云う考えを基に丁寧に自家焙煎をして珈琲を長野県白馬村から提供しています。

『元コーヒー苦手』な珈琲屋ガクでした。
最後まで
ありがとうございます。

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