アイコン 全国送料無料!※一部地域除く

おはこんにちばんわ
長野県白馬村の小さな珈琲屋ガクです。

はじめに

コーヒーは世界中で愛されているドリンクですが、
その生産国や品種によって味わいは大きく異なります。

中央アメリカの小国エルサルバドルは、
火山の恵まれた環境を活かしたコーヒー生産で知られています。

本日はエルサルバドルコーヒーの魅力を、
栽培地や主な品種、そして味わいの特徴などの面から探っていきましょう。

生産地の環境

coffee

エルサルバドルは中央アメリカの小さな国ですが、
コーヒー栽培に最適な環境が整っています。

火山灰に富む肥沃な土壌

エルサルバドルには数多くの火山があり、
火山灰に富む肥沃な土壌がコーヒーの栽培に適しています。

特にソンソナテ県やラリベルタード県の火山地帯は主要な生産地となっています。

火山灰はカリウムやリン酸などのミネラルを豊富に含み、
コーヒーの実りを助けます。

一方で火山活動によって時折被害も出ますが、
長い年月の間に肥沃な火山灰が蓄積されたおかげで、
高品質なコーヒー生産が可能となっているのです。

標高と気候

エルサルバドルのコーヒー農園の多くは標高800~1,600mの高地に位置しています。

高地特有の昼夜の気温差と適度な雨量がコーヒーの成長に適しているためです。

また、
エルサルバドルの気候は熱帯雨林気候で、
コーヒーの実りを十分に成熟させることができます。

年間を通して温暖な気候ですが、
乾期と雨期が明確に分かれているのも特徴的です。

品種改良の取り組み

エルサルバドル政府は、
国立コーヒー研究所を設立し、
コーヒーの品種改良や栽培技術の向上に力を入れています。

代表的な取り組みが「パカマラ種」の開発です。

品種名特徴
パカマラ種パカ種とマラゴジッペ種を掛け合わせた新品種。風味が良く、収穫量が多い。
ゲイシャ種高級品種。フローラルでスパイシーな香りと複雑な味わい。

このように、
品種改良により高品質な豆の生産を目指しています。

ゲイシャ種なども一部で栽培されるようになり、
エルサルバドルコーヒーの魅力が高まっています。

主要品種とその特徴

coffee

エルサルバドルで栽培されるコーヒーの主な品種は以下の通りです。

ブルボン種

エルサルバドルコーヒーの主力品種はブルボン種です。

マイルドでバランスの良い味わいが特徴的で、
酸味と甘味のバランスがよく、
コーヒー初心者にも人気があります。

ブルボン種はアラビカ種の一種で、
スタンダードな味わいながらも上品な香りと繊細な風味を併せ持っています。

エルサルバドルコーヒーの良さを象徴する品種と言えるでしょう。

パカマラ種

パカマラ種はエルサルバドル発祥の新しい品種です。
パカ種とマラゴジッペ種を掛け合わせて生み出されました。

  • パカ種の長所:樹木が低く管理しやすい、風味が良い
  • マラゴジッペ種の長所:大粒で収穫量が多い

パカマラ種はこれらの長所を合わせ持ち、
ワインのようなフルーティーな風味と、
力強く複雑な味わいが特徴です。

コーヒー品評会でも高い評価を受ける逸品です。

ゲイシャ種

ゲイシャ種はスペシャルティコーヒーの中でも最高級の品種です。

エルサルバドルでは一部の農園でゲイシャ種の栽培が行われています。

ゲイシャ種のコーヒーはジャスミンのような上品な香りと、
ベリー・花・スパイシーなノートが絡み合う複雑な味わいが魅力です。

高価格ながら、
コーヒー愛好家を魅了し続けています。

味わいの特徴

coffee

エルサルバドルコーヒーの一般的な味わいの特徴をご紹介します。

マイルドで爽やかな酸味

エルサルバドルコーヒーに共通する特徴が、
すっきりとしたマイルドな酸味です。

強すぎず穏やかな酸味なので、
苦手な方でも飲みやすいでしょう。

一方で個性的な酸味も楽しめます。

レモンやライムのような柑橘の酸っぱさ、
りんごやぶどうなどフルーツの酸味など、
品種や産地によって酸味の表情は様々です。

上品で繊細な甘み

エルサルバドルコーヒーの魅力は、
芳醇な甘みにもあります。

ナッツやキャラメル、
チョコレートなどの甘い香りが口いっぱいに広がります。

また、
ジャスミンや桜のようなフローラルな甘さや、
ベリーのような果実の甘みなど、
品種によってかなり異なる印象を受けます。

上品で繊細な甘みは、
コーヒーへの愛着を一層深めてくれるでしょう。

すっきりとした後味

エルサルバドルコーヒーの良さは、すっきりとした後味にもあります。適度に苦味はありますが、くどさは感じられません。

一口飲んだ後も、クリアな喉ごしと共に上品な余韻が残り、次の一口が待ち遠しくなるはずです。こうした軽やかでクリアな後味は、エルサルバドルコーヒーならではの魅力と言えるでしょう。

まとめ

エルサルバドルは中央アメリカの小国ながら、
コーヒー生産国としての地位が確立されています。

火山の恵まれた土壌と気候、
そして品種改良への熱心な取り組みが、
高品質なコーヒーを生み出す環境を整えています。

エルサルバドルコーヒーの魅力は、
マイルドで爽やかな酸味、
上品で繊細な甘み、
そしてすっきりとした後味にあります。

品種によってその表情は様々で、
伝統的なブルボン種から新しいパカマラ種、
最高級のゲイシャ種まで、
個性豊かなコーヒーが楽しめます。

コーヒー生産国として名高いエルサルバドルのコーヒーを、
ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。

きっと新たな魅力に出会えるはずです。


「一期一杯」を大切に

「スペシャルティコーヒー」をご存知ですか。

スペシャルティコーヒーは、
気候・地理的条件や品種などから生まれる際立った風味特性を持ち合わせた珈琲です。

その理念は
“From seed to cup” =“一粒の種から一杯のカップまで”
の総ての段階において一貫した品質管理が徹底していることが必要とされています。

最後に私たち
HAKUBA COFFEE STANDでは、

茶道の「一期一会の精神」から
一つ一つの出会いを大切に、
二度と同じ時に戻ることはできないのだからその一杯一杯に心を尽くす、
と云う考えを基に丁寧に自家焙煎をして珈琲を長野県白馬村から提供しています。

『元コーヒー苦手』な珈琲屋ガクでした。
最後まで
ありがとうございます。


人気ブログランキングでフォロー
長野県白馬村にある『HAKUBA COFFEE STAND』店主のブログ - にほんブログ村

関連コンテンツ