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おはこんにちばんわ
長野県白馬村の小さな珈琲屋ガクです。

はじめに

コーヒーは世界中で愛されているドリンクですが、
その原産地やブランドによって、
風味や香りにはさまざまな違いがあります。

中でもカリブ海に浮かぶドミニカ共和国のコーヒーは、
独特の味わいと香りで高い評価を受けています。

本日は、
ドミニカ共和国のコーヒーについて、
生産地域、品種、製法、歴史などの側面から詳しく解説していきます。

ドミニカ共和国のコーヒー産地

coffee

ドミニカ共和国は、
カリブ海に浮かぶイスパニョーラ島に位置する島国です。
同国のコーヒー産地は、標高700m~1500mの高地に広がっています。

主要産地

ドミニカ共和国のコーヒー生産は、
主に7つの地域で行われています。

  • シオラ
  • モエロエステ
  • シエラセントラル
  • シオラオクシデンタル
  • ハイマ
  • シエラスール
  • マラオナ

これらの地域は、
標高や気候条件が異なるため、
コーヒーの香りや品質にも違いがあります。

特に、
ハイチとの国境地帯にあるマラオナ地域では、
良質なコーヒーが生産されています。

理想的な環境

ドミニカ共和国のコーヒー栽培には、
理想的な気候と土壌条件に恵まれています。

適度な降雨量と日照時間、
肥沃な火山灰土壌が、
高品質なコーヒー豆を育む環境を提供しています。

中でも中部山岳地帯は、
標高850m~1300mの良好な条件が揃っており、
ブルーベリーやティピカ種のコーヒーが生産されています。

ドミニカ共和国のコーヒー品種

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ドミニカ共和国では、
主にアラビカ種のコーヒーが栽培されています。

その中でも、
以下の4つの品種が有名です。

カリビアンモカ

カリビアンモカは、
ドミニカ共和国を代表する高級品種です。

甘みと酸味のバランスが良く、
チョコレートやスパイシーな風味が特徴的です。

コーヒー愛好家に高く評価されている逸品です。

プリンセサ

「プリンセサ ワイニー」と呼ばれるこの品種は、
ドミニカ共和国で最も有名なコーヒーです。

標高1480mの高地で栽培され、
ナチュラル製法で丁寧に仕上げられています。

甘く芳醇な香りと、
複雑な味わいが魅力的です。

フェリースカフェ

フェリースカフェは、
ドミニカ共和国北部の高地で生産される品種です。

軽やかでフルーティーな香りと、
上品な酸味が特徴的です。

肉薄でやや硬めの豆が特徴的で、
浅煎りから中煎りの焙煎が適しています。

バラオナESP

バラオナESPは、
ドミニカ共和国南西部のバラオナ地区で生産される
高品質な品種です。

香り高く、
コクのある深い味わいと、
すっきりとした後味が評価されています。

ドミニカ共和国のコーヒー製法

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ドミニカ共和国では、
主に伝統的な製法が用いられています。

しかし、
近年では新しい手法も取り入れられるようになってきました。

ウォシュド製法

ドミニカ共和国で最も一般的な製法は、
ウォシュド製法です。

この方法では、
収穫後の赤い果肉を水洗いで除去し、
生産者は環境に優しい製造方法を実践しています。

ウォシュド製法のコーヒーは、
クリーンで明るい味わいが特徴的です。

ナチュラル製法

一部の生産者は、
ナチュラル製法にも取り組んでいます。

この方法では、
果肉を除去せずに乾燥させます。

時間と手間がかかりますが、
甘味と複雑な風味が楽しめます。

有名なプリンセサ ワイニーもこの製法で仕上げられています。

ワイニープロセス

ドミニカ共和国では、
ワイニープロセスという希少な製法も採用されています。

これは、
収穫した果実をワインのように発酵させる方法です。

独特の風味と香りが生み出されますが、
製造が難しいため、
一部の熟練した生産者のみが実践しています。

ドミニカ共和国のコーヒー歴史

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ドミニカ共和国は、
長い歴史を持つコーヒー生産国です。

その歩みには、
輝かしい時期と困難な時期が存在しました。

コーヒー栽培の始まり

ドミニカ共和国でのコーヒー栽培は、
1700年代にアラビカ種のティピカが移植されたことから始まりました。

当初は、
フランス人植民地主によって栽培が行われました。

その後、
コーヒーは重要な輸出品となり、
経済を支える役割を担いました。

コーヒーさび病との闘い

しかし、
20世紀後半には大きな試練が待っていました。

コーヒーさび病の蔓延により、
ドミニカ共和国のコーヒー生産量は大幅に減少してしまいました。

この危機を乗り越えるため、
政府と生産者は対策に取り組み、
徐々に回復の兆しが見え始めました。

スペシャルティコーヒーの台頭

近年、
ドミニカ共和国のコーヒー業界では、
スペシャルティコーヒーの生産に力が入れられるようになってきました。

高品質なコーヒー豆の需要が高まる中、
有機栽培や新しい製法の導入が進められています。

しかし、
他国の最新動向に無頓着な生産者も存在し、
情報や技術の格差が課題となっています。

まとめ

ドミニカ共和国のコーヒーは、
カリブ海地域を代表する逸品です。

理想的な気候と土壌条件に恵まれた高地で栽培されたコーヒー豆は、
甘みと酸味のバランスが良く、
独特のフルーティーな香りが魅力的です。

カリビアンモカやプリンセサなどの高級品種が有名ですが、
地域によって味わいは異なります。

歴史の中で幾多の困難を乗り越え、
今では有機栽培や
スペシャルティコーヒーの生産にも力が入れられています。

ドミニカ共和国のコーヒーは、
世界中のコーヒー愛好家に愛されるプレミアム品種と言えるでしょう。


「一期一杯」を大切に

スペシャルティコーヒー」をご存知ですか。

スペシャルティコーヒーは、
気候・地理的条件や品種などから生まれる際立った風味特性を持ち合わせた珈琲です。

その理念は
“From seed to cup” =“一粒の種から一杯のカップまで”
の総ての段階において一貫した品質管理が徹底していることが必要とされています。

最後に私たち
HAKUBA COFFEE STANDでは、

茶道の「一期一会の精神」から
一つ一つの出会いを大切に、
二度と同じ時に戻ることはできないのだからその一杯一杯に心を尽くす、
と云う考えを基に丁寧に自家焙煎をして珈琲を長野県白馬村から提供しています。

『元コーヒー苦手』な珈琲屋ガクでした。
最後まで
ありがとうございます。

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