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おはこんにちばんわ
長野県白馬村の小さな珈琲屋ガクです。

はじめに

コーヒー愛好家の間で、
スペシャルティコーヒーという言葉が注目を集めています。

このブログ記事では、
スペシャルティコーヒーの定義、歴史的背景、評価基準、
そして生産から消費に至るまでの過程について詳しく解説します。

高品質で美味しいコーヒーを楽しむための知識を深めましょう。

スペシャルティコーヒーとは

coffee

スペシャルティコーヒーとは、
生産から消費に至るまでの全工程において徹底した品質管理がなされ、
カップ内の風味が素晴らしい美味しさを持つコーヒーのことを指します。

特徴

スペシャルティコーヒーの最大の特徴は、
際立つ印象的な風味特性、
爽やかな明るい酸味、
そして持続するコーヒー感と甘さの感覚です。

これらの素晴らしい風味を実現するには、
生産から焙煎、
抽出に至るまでの全工程において一貫した品質管理が不可欠です。

生産国での適切な栽培管理、
欠点のない生豆の選別、適切な輸送と保管、
そして欠点のない焙煎豆の提供など、
サステナビリティとトレイサビリティが重要視されています。

評価基準

スペシャルティコーヒーの評価基準には、
カップのきれいさ、甘さ、酸味の特徴、口当たりの質感、
風味のプロフィール、後味の印象度、そしてバランスなどが含まれます。

日本スペシャルティコーヒー協会は、
これらの項目で採点し、
80点以上のものをスペシャルティコーヒーと認定しています。

一方、
カップオブエクセレンス(COE)は、
国際的なスペシャルティコーヒー品評会で、
最高点を獲得したコーヒーは
さらに高い付加価値を持つと認められています。

サステナビリティ

スペシャルティコーヒーの生産では、
生産者の生活の向上と持続可能性が重視されています。

公正な取引が行われ、
生産者に適正な対価が支払われることが大切です。

近年の気候変動の影響で、
アラビカ種の栽培適地が減少しつつあるため、
サスティナビリティの観点からも
スペシャルティコーヒーは注目されています。

スペシャルティコーヒーの歴史

coffee

スペシャルティコーヒーは、
コーヒーの生産体制の変遷という
歴史的な文脈から生まれた概念です。

1960年代から発祥し、
1970年代から2000年代初頭にかけて世界的に広まりました。

発祥と目的

スペシャルティコーヒーは、
「高品質」「付加価値」を追求し、
コーヒーの地位向上を目的として登場しました。

一方で、同時期に登場したサードウェーブコーヒーは
「コーヒーを飲む体験の重視」という観点を持っていました。

両者は「コーヒーの新たな価値創造」という共通点を持っているため、
スペシャルティコーヒーとサードウェーブコーヒーは
同じ文脈で語られることが多いのです。

アメリカでの広まり

1980年代には、
アメリカスペシャルティコーヒー協会の設立により、
高品質なコーヒーを求める消費者の意識が高まりました。

現在では、生産者の生活を守りつつ、
適正な価格で高品質なコーヒーを提供することが重要視されています。

時期出来事
1960年代スペシャルティコーヒーの発祥
1970年代世界的な広まり
1980年代アメリカスペシャルティコーヒー協会設立

日本での動向

日本では、
日本スペシャルティコーヒー協会が独自の評価基準を設け、
カップクオリティ、
甘味、酸味、質感、風味特性、後味、バランスの7つの項目で採点し、
80点以上のものをスペシャルティコーヒーと認定しています。

近年では、
産地や農園の特徴を生かしたスペシャルティコーヒーを楽しむ
「サードウェーブ」の潮流も広がっています。

スペシャルティコーヒーの評価基準

coffee

スペシャルティコーヒーの評価基準は、
生産者の努力と品質を正しく評価するために
重要な役割を果たしています。

世界的に認められている評価基準を見ていきましょう。

SCAJ基準

日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)の評価基準は、
フレーバー、後味、酸の質、口当たり、カップのきれいさ、甘さ、ハーモニー、
総合評価の8項目で、
各項目8点満点、
基礎点36点の合計100点満点となっています。

  • スペシャルティコーヒー: 80点以上
  • トップ・スペシャルティコーヒー: 85点以上
  • トップ・オブ・トップ: 88点以上

COE基準

カップ・オブ・エクセレンス(COE)は、
国際的なスペシャルティコーヒー品評会で、
最高点を獲得したコーヒーは
さらに高い付加価値を持つと認められています。

COEの評価基準は非常に厳しく、
世界最高峰のスペシャルティコーヒーが選ばれます。

その他の基準

スペシャルティコーヒーの評価基準は、
「種子(seed)からカップ(cup)まで」の全プロセスにおいて
品質管理が徹底されたコーヒーを対象としています。

フレーバー、酸味、ボディ、バランスなどの要素で
100点満点で評価され、
以下のように格付けされます。

  • スペシャルティグレード: 80点以上
  • スペシャルティ・オリジン: 85点以上
  • スペシャルティ・レア: 90点以上

スペシャルティコーヒーの生産から消費まで

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スペシャルティコーヒーは、
生産から消費に至るまでの全工程において
厳格な管理が行われています。

その過程をひとつひとつ見ていきましょう。

生産

スペシャルティコーヒーは、
特別な気候条件や地理環境で栽培されたアラビカ種の豆を使用します。

収穫後の処理方法にも工夫が凝らされ、
味わいの特徴が引き立てられます。

生産者の生活の向上と持続可能性が重視されており、
公正な取引が行われています。

近年の気候変動の影響により、
アラビカ種の栽培適地が減少しつつあるため、
サスティナビリティの観点からも注目されています。

焙煎

焙煎工程では、
生豆の状態や品種に合わせて適切な焙煎度合いが選択されます。

焙煎後のカッピング評価によって、
欠点のない高品質な豆のみが
スペシャルティコーヒーとして認定されます。

焙煎士の技術と経験が重要視され、
豆の個性を最大限に引き出すことが求められます。

抽出

スペシャルティコーヒーの抽出方法としては、
フレンチプレスやハンドドリップなどが推奨されています。

これらの方法では、
コーヒー豆の個性を最大限に味わえるため、
スペシャルティコーヒーの魅力を存分に楽しめます。

抽出時の水温、粉の粒度、注水量などのパラメータを適切に設定することで、
理想的な酸味、甘味、風味を引き出すことができます。

消費

スペシャルティコーヒーは、
1杯のコーヒーを通して新しいコーヒー体験を楽しむことができます。

生産者の思いが込められたコーヒーを、
丁寧に淹れて味わうことで、
その魅力を最大限に感じられるでしょう。

近年、
インターネットオークションや産地直販などの流通の多様化も、
スペシャルティコーヒーのムーブメントを支える要因となっています。

まとめ

スペシャルティコーヒーは、
生産から消費に至るまでの全工程において
徹底した品質管理がなされた、
高品質で美味しいコーヒーです。

際立つ風味特性、爽やかな酸味、持続する甘さが特徴的です。

評価基準は厳しく、
SCJAやCOEなど、国内外の基準があります。

生産者の生活の向上と持続可能性も重視されており、
サスティナビリティの観点からも注目されています。

スペシャルティコーヒーは、
コーヒーの新たな価値観を生み出し、
コーヒー文化の発展に貢献しています。

豆の個性を最大限に引き出す抽出方法を実践し、
生産者の想いを込めた一杯を味わうことで、
素晴らしいコーヒー体験が待っています。


「一期一杯」を大切に

スペシャルティコーヒー」をご存知ですか。

スペシャルティコーヒーは、
気候・地理的条件や品種などから生まれる際立った風味特性を持ち合わせた珈琲です。

その理念は
“From seed to cup” =“一粒の種から一杯のカップまで”
の総ての段階において一貫した品質管理が徹底していることが必要とされています。

最後に私たち
HAKUBA COFFEE STANDでは、

茶道の「一期一会の精神」から
一つ一つの出会いを大切に、
二度と同じ時に戻ることはできないのだからその一杯一杯に心を尽くす、
と云う考えを基に丁寧に自家焙煎をして珈琲を長野県白馬村から提供しています。

『元コーヒー苦手』な珈琲屋ガクでした。
最後まで
ありがとうございます。

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