本当においしいインスタントコーヒーとは?歴史から製造方法、選び方までを徹底解説
おはこんにちばんわ
長野県白馬村の小さな珈琲屋ガクです。
はじめに
コーヒーは世界中で親しまれている飲み物ですが、
その中でも
インスタントコーヒーは手軽さと利便性から
多くの人に愛されています。
今回は、
インスタントコーヒーについて
詳しく解説していきます。
歴史や製造方法、種類、選び方など
さまざまな観点から分かりやすくご紹介します。
インスタントコーヒーとは
まずは、
インスタントコーヒーの定義から見ていきましょう。
コーヒー抽出液の乾燥品
インスタントコーヒーは、
コーヒー豆から抽出した液体を
乾燥させて粉末状にしたものです。
その特性から、
お湯や水を注ぐだけで
手軽にコーヒーを作ることができます。
従来のコーヒーと比べると
香りや風味が少し薄れる傾向にありますが、
その手軽さと時短メリットから、
忙しい現代人に広く親しまれています。
即席コーヒーの歴史
インスタントコーヒーの歴史は古く、
1901年の全米博覧会で
日本人の加藤サトリ博士が
発表したことが始まりとされています。
その後、
第一次世界大戦中に
米軍向けの軍需品として普及が進みました。
日本においては、
1950年代から再び輸入が始まり、
1960年代以降に国内生産も始まって
一般家庭に浸透していきました。
製造方法の違い
インスタントコーヒーの製造には、
主にスプレードライ法と
フリーズドライ法の2つの方法があります。
: 風で水分を飛ばして結晶化させる方法。
量産性が高い反面、香味が若干損なわれる傾向。
【フリーズドライ法】
: 超低温で冷却して水分を昇華させる方法。
香味の低下が抑えられるが、量産性に劣る。
製造方法の違いにより、
風味や香り、
粒の大きさなど製品の特性が変わってきます。
インスタントコーヒーの種類
市場には
様々な種類のインスタントコーヒーが存在します。
ここでは、
いくつかの代表的な種類をご紹介します。
レギュラーインスタントコーヒー
一般的な
インスタントコーヒーのことで、
コーヒー抽出液を乾燥させたものです。
手軽に飲めるメリットがありますが、
抽出液の乾燥により風味が落ちがちとなります。
レギュラーソリュブルコーヒー
抽出液に微粉砕したコーヒー豆の粉を
混ぜてから乾燥させたもので、
通常のインスタントコーヒーよりも
本格的な味わいが楽しめます。
カップの底に三日月の模様(クレッセント)が残るのが特徴です。
カフェインレスインスタントコーヒー
水溶性のカフェインを除去した、
カフェインが含まれていないタイプの
インスタントコーヒーです。
カフェインが気になる方におすすめです。
インスタントコーヒーの選び方
市場に出回っているインスタントコーヒーは種類が多く、
選ぶ際のポイントがいくつかあります。
飲む頻度に合わせてタイプを選ぶ
高級志向でより本格的な味を求める場合は、
レギュラーソリュブルコーヒーなどがおすすめです。
一方で、
手軽に飲みたい方は
レギュラーインスタントコーヒーがよいでしょう。
好みの味に合わせて焙煎度合いを選ぶ
焙煎度合いによって味わいは大きく変わります。
浅煎りなら酸味が、
深煎りなら苦味や香ばしさが強くなる傾向にあります。
自分の好みに合わせて選びましょう。
焙煎度合い | 特徴 |
---|---|
浅煎り | 酸味が強く、フルーティーな味わい |
中煎り | バランスの取れた味わい |
深煎り | 苦味や香ばしさが強い |
飲み方やコスパに合わせて産地を選ぶ
産地によってもコーヒーの味わいは変わります。
ブラックで飲む場合は酸味の強いコーヒー、
ミルクを入れる場合は苦みの強いコーヒーが
おすすめです。
また、
コストパフォーマンスを重視する場合は、
値段の手頃な産地のコーヒーを選びましょう。
上手な保存方法
インスタントコーヒーは乾燥品のため、
保存方法を誤ると風味が落ちてしまいます。
開封前の保存
高温多湿を避け、
冷暗所で保管するのが理想的です。
開封していないインスタントコーヒーは、
製品に記載された賞味期限まで品質が保たれます。
開封後の保存
一旦開封したインスタントコーヒーは、
なるべく1ヶ月以内に使い切ることをおすすめします。
長期保存する場合は、
湿気を防ぐため冷蔵・冷凍保存が適しています。
また、
容器の蓋をしっかり閉め、
乾燥剤を使うのも風味の維持に効果的です。
まとめ
インスタントコーヒーは、
忙しい現代人にとって手軽で便利な存在です。
一方で、
製造方法や種類、
選び方によって味わいは大きく変わります。
自分なりのこだわりを持って、
おいしいインスタントコーヒーを見つけていきましょう。
さらに、
適切な保存方法を心がけることで、
いつでも美味しいコーヒーを楽しむことができます。
「一期一杯」を大切に
「スペシャルティコーヒー」をご存知ですか。
スペシャルティコーヒーは、
気候・地理的条件や品種などから生まれる際立った風味特性を持ち合わせた珈琲です。
その理念は
“From seed to cup” =“一粒の種から一杯のカップまで”
の総ての段階において一貫した品質管理が徹底していることが必要とされています。
最後に私たち
HAKUBA COFFEE STANDでは、
茶道の「一期一会の精神」から
一つ一つの出会いを大切に、
二度と同じ時に戻ることはできないのだからその一杯一杯に心を尽くす、
と云う考えを基に丁寧に自家焙煎をして珈琲を長野県白馬村から提供しています。
『元コーヒー苦手』な珈琲屋ガクでした。
最後まで
ありがとうございます。